ボトラーズウイスキーとは
スコッチの取り扱いの多い店に行くと
たまに耳にする
「ボトラーズ」
「ボトラーズブランド」
「ボトラーズウイスキー」
何なんだろう?普通のスコッチと違うの?と思われたことありませんか?
専門用語としてウイスキーは、
「オフィシャルボトル」
「ボトラーズボトル」
の2種に分けられます。
オフィシャル(公式)の名の通りウイスキーを蒸留した蒸留所、もしくはその親会社で熟成、ブレンド、瓶詰を行ったものです。
例をあげると、グレンリベット12年やマッカラン12年ラフロイグ10年等々
皆さんが良くBARや酒屋さんで目にするラインナップではないでしょうか。
安定した味を作るため加水による度数調整や、同じ蒸留所内の複数の樽からブレンドしてる物が多く
大量生産してもブレない味、その蒸留所らしい味が楽しめると言ったものになります。
では本題の「ボトラーズ」とは?
蒸留所から樽買いをし、
それを独自に熟成、保管、瓶詰している会社があり
そこから出荷されるウイスキーの事を言います。
自社で別樽を用意し、後熟したり数ある樽の中から選び抜いた一樽を
ヴィンテージを付けて、独自に販売する事もあります。
ボトラーズの面白いところは
オフィシャルでは決して味わえない物に
出会える魅力でしょうか。
例えば、
マッカランやグレンドロナックと言えば
濃く甘いシェリー樽と言ったイメージですが、
ボトラーズならバーボン樽等全く違う樽で
違う方向性に熟成された物もあったりします。
他にはオフィシャルでは
18年までしか発売されていないウイスキーの
30年、40年物だったり
逆に6年、8年などの若い熟成の物があったりします。
また小ロットでの樽買いの物も多く
同じ年数でも瓶ごとに味が違ったりするのも
一興ではないでしょうか。
基本的には、樽詰めの年、樽から瓶詰した年、樽の種類などが記載されて
いる事が多く、自分の好みの条件をピンポイントで探してみたり自分の
記念のヴィンテージを探してみたりするのも面白いのではないでしょうか。
メリットとしては、
同年代のオフィシャルより、値段がかなりリーズナブルな反面
デメリットとしては、
小ロットが多いので探しても目的の物が見つからないことも多く
味も予想と違った!何てこともあったりします。
それも踏まえて、
ボトラーズの世界に足を踏み入れてみると
また一味違ったウイスキーの魅力を感じてもらえたら幸いです。
〇〇年から酒造に携わり、そのなかでも
熟成方法に拘ったボトラーズウイスキー
に着目。
より、濃厚で味わい深い一品を探して
模索する中、ウイスキーの魅力を1人でも
多くの方に味わって欲しいと考え
株式会社〇〇を設立。


